埼玉医科大学国際医療センターの診療部門は包括的がんセンター、心臓病センター、救命救急センターで構成されています。血液浄化部・腎臓内科は、病院の中央部門および共通診療部門(病院診療科)として、入院患者さんへの血液浄化療法の施行および各診療科からの腎疾患、水・電解質・酸塩基平衡異常などについてのコンサルテーションへの対応を主な業務としており、埼玉医科大学病院腎臓内科と一体で運営しています。透析室は救命救急センター内に位置しており、血液透析用のベッドは5床を有しています。また院内の集中治療室(ICU)においても各種の血液浄化療法を行っています。さらに腹膜透析患者さんの入院にも対応しています。
当院へは、がんや心臓病、脳血管疾患などの治療目的に埼玉県北西部を中心に広域の医療機関から透析患者さんが紹介されており、手術や化学療法などのために多くの透析患者さんが入院されています。様々な疾患に対して多種多様な治療が行われるため、患者さんの状態、治療経過に合わせた血液浄化療法を行っています。
また、救命救急センターや心臓病センターのICUでは、敗血症や心不全による心腎症候群、心臓外科術後などによる急性腎障害の症例が多く、血行動態が不安定な重症の患者さんに対する急性血液浄化療法・持続的腎代替療法を多数行っています。
包括的がんセンターの各診療科からは、がんに伴う腎障害や電解質異常、抗がん剤による薬剤性腎障害など腫瘍腎臓病学(Onco-nephrology)に関するコンサルテーションを受けています。
医学部学生に対する腎臓内科学の臨床実習(クリニカルクラークシップ)の一部として、急性血液浄化療法やOnco-nephrologyについての実際の診療を見学して頂き、小講義を行っています。
主な診療対象であり豊富な症例数を有する、急性腎障害に対する急性血液浄化療法、透析患者さんの心・脳血管系合併症、Onco-nephrologyなどの領域における臨床研究を行っています。

