研修プログラム
後期研修

後期研修は、埼玉医科大学病院の病棟を中心に、外来透析室、埼玉医科大学国際医療センター血液浄化部、ならびに周辺医療施設を含めた複数の研修フィールドで行います。急性期から慢性期、一般内科から高度専門医療までを幅広く経験し、各種腎疾患に対して独立して診療を行える腎臓内科医となることが本研修の到達目標です。
入局後は早期より内科専門医(内科認定医)取得を見据えた研修を開始します。J-OSLER登録において不足しがちな症例については、他の内科系診療科を横断的に研修できる体制を整えており、腎臓内科に偏らないバランスの取れた症例経験が可能です。症例集積や登録の進捗については、医局全体で定期的に確認・支援する指導体制があり、個人任せにせず、確実に専門医取得へ導きます。
内科専門医取得後は、希望に応じて研修指定病院において、腎臓内科に限らず内科全般を中心とした後期研修(2年間)を行うことができます。各施設では指導医のもとで診療経験を積むと同時に、初期研修医の指導にも携わり、「診る力」だけでなく「教える力」も養う研修となっています。これらの経験は、内科専門医・腎臓内科専門医受験に向けた重要な基盤となります。
キャリア形成においては、卒後最短7年、遅くとも10年目までに、内科専門医、腎臓内科専門医、透析専門医を順次取得することを基本方針としており、教室員は全員このルートで資格を取得しています。体系化された研修プログラムと豊富な症例数があり、専門医取得に関して過度な不安を感じる必要はありません。
また当科では、結婚・子育て・家族の事情など、ライフイベントと専門医取得の両立を重要なテーマと考えています。育児休暇の取得や勤務形態の調整が可能であり、状況に応じて研修ペースを柔軟に調整しながら、仕事を続けつつ専門医資格を目指せる環境を整えています。実際に、家庭と両立しながら研修・資格取得を進めている医局員も在籍しており、長期的に安心して働ける体制が構築されています。
院内では、後期研修医は病棟指導医として初期研修医の指導に携わり、将来的には医長として医療管理業務の一部も経験します。臨床力・教育力・マネジメント力を段階的に身につけながら、腎臓内科医として自立し、次世代を担う医師へ成長できる研修です。